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特機の仕事とは

まず特機は「特殊機材」の略です。


三脚とカメラがあれば撮影は出来ます。

しかし例えばカメラを動かす事でダイナミックな効果を求めたい時、

撮影用レールや撮影に特化した移動車などを用いる事でそれが可能になる訳です。


カメラを俯瞰の高いアングルにし、

更にゆっくりと前進して行きたいとなったら?

方法はたくさんあります。

撮影用クレーンを使用したり、高く組んだ足場をレールに乗せたり、

ドローンを使用することも選択としてあるでしょう。

特機部はその都度カメラマンや演出家の意向を伺い、

知識や経験を生かして機材のチョイス、そして安全にセッティングを遂行し、

更に実際に画作りに参加しカタチにします。

鑑賞観劇する全ての人がその作品に没頭出来る様に、

要所々々効果的な映像表現を提供し、オーガナイズするお仕事になります。

今も映画、TVドラマ、CM撮影からコンサート、イベント、バラエティ番組など

ジャンルは多岐に渡る中、特機は活躍しています。

「TOKKI WOLF」代表のわたくし佐川は映画畑でやって来たので

活動屋特機部として、もう少し説明を付け加えますね。

例えば役者さんが車を運転しながらお芝居をするシーン。

時速30キロで走る車に直接カメラを取り付けるなんていうのも

特機部の仕事になります。

机に座った人物の背面から頭上にカメラが転回し、

そのまま正面から捉える画になる大回転カット。

そんな装置を作ってしまうのも特機部の仕事です。

サッカーボール1つ分のスペースしかない筒状の中を

カメラが360度ロール回転しながら進んで行くなんてのもありました。

廊下や土手沿いや夏祭りの人混みの中を会話しながら歩くカップル。

大事な話をする2人をワンカットで長回しして引っ張って行きたいカット。

レールを引いてしまうと画の中に入ってバレてしまう。

そもそもお芝居の邪魔になってしまうし。

手持ちカメラは画面が揺れてしまい落ち着いた画にならない。

さぁさぁ特機部の出番です!任せて下さい。

それから

雨、風、雪などの撮影効果も活動屋特機部の仕事になります。

大雨の中、泣き崩れる人物を置いて行くようにカメラは

天上の雲へと上がって行くシーン。

こうなると役割分担した沢山の特機部さんがバタバタとチームで事にあたる訳ですね。

みんなで1つのことに集中して撮れた素晴らしいカットは

何にも代えがたい喜びとなるんです。

そしてカメラマンから

「佐川さんのお陰で凄い良いカットが撮れました。また頼むよ!」

なんて言われれば、お酒も美味しい訳です。


どうですか?少しやってみたくなりました?

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